世界中のヤンマートラクターKEシリーズファンの皆様、こんばんは、

KEシリーズ(1桁)タイプをお乗りの方々に、いいお知らせです。

このシリーズは、メーターパネル ダッシュボードが、パキパキ割れる癖があります。
これは単純に劣化なんですが、ボンドで貼って直すのにも限度があります。


以前、ハンドルの遊びが多すぎて、走行中にタイヤがブレる!!

と言う故障で、その修理の仕方を、投稿させて頂きました。




それに続きまして、応用編 Part 2 です。  こちらをご覧ください。


KEの1


トラクタは、KE-2 です。 手で持っている物は、上が計器パネル、下はダッシュボードという部品名です。

KE-2 3 4 において、これ等はもう部品供給ありません。

が、しかし、ある所にはあるんです。

KEの4


このトラクターの次のモデル、KE-30 40 50 60 の部品が付いチャウんです。

KEの2


KEの3



しかし、多数改造が必要です。

ダッシュボード両脇に4か所ずつ、取付ボルト穴が開いています。
しかし、両サイド上部穴の位置が、じゃっかん違います。下がっています。
よって本体フレームに穴を開け、ナットで締め付けます。

キースイッチボックスが、元は、座席に座った状態で、カバー正面辺りに付いているんですが、
新しい物は、写真のとおり右奥へ変更しています。
すると、燃料タンクが邪魔になり、付けられません。
よって、燃料タンクをハンマーでブッたたき、凹ませ、そのスペースを作ります。
300ccほど、燃料タンク容量が減ってしまいました。すみません。


「ヒューズボックス」  「エンジンストップワイヤー」 「ホーンスイッチ」 「ライトスイッチ」を付ける所がありません。
なので勝手に穴を開け、付けちゃいます。

ハンドルコラムパイプの角度が変わっている為、メーターパネルに当たります。
なので、穴を広げます。

その他、細かい部分はありますが、大した事ではありません。


そんな中、面白い事を発見しました。

KEの5



ジュースホルダーが出来ました。左側にちょうどいいジュースホルダー的ホールがありました。

これは面白い。

あぜ際でUターンの最中にジュースを取ると、ハンドルに当たり溢してしまいます。
ジュースを出し入れする際は、直進走行中だけにしてください。
若しくは、一旦停止して頂き、出し入れをしてください。
若しくは、長いホースを差し、飲みたいときはホースで飲んでください。缶の出し入れの必要がありません。
若しくは、使わないでください。



これ等を交換する際の、ちょっとしたポイントをお伝えします。

KEの6


純正のボルトには、スプリングワッシャーと平ワッシャーが付いています。

しかしこの平ワッシャーでは、直径が小さすぎ、エンジンや作業中の振動に耐えられず、
カバーが、その脇からパキパキ割れていきます。
なので、可能な限り大きい平ワッシャーをもう一枚入れてあげます。多少強度が上がります。

KEの7



以上、完成です。


部品供給の無い物を修理するには、経験が必要です。

KEシリーズの事でしたら、何でも聞いてください。



川崎屋でした。ありがとうございました。